つい先日。雨の日にNさんが話してくれた。
「グラジオラスの咲く頃の雨を見るとうっとりする。幼い私が、余命いくばくもない母の横に座り雨を見ていた記憶。特に会話もないその時間、母の想いに包まれていた。数十年たった今でも、それは鮮やかに私の心の糧となり、思い出す度に幸福感に包まれる」と。
愛情は時間の長さではなく質の問題。「心から愛された」っていう素晴らしい確信を、私は子供達に与える事が出来ているのかな。親子で通い合う「心の時間」を過ごしているかな。小手先の技術じゃないよね、愛は。
Nさん、気付きをありがとうございました。