2011.11.20
石川県立伝統産業工芸館に出掛けました。現在「雨にも負けず、ひたむきに和紙工芸−表具師・山本幸巨の世界−」展が開催されています。
< 山本幸巨さんからのメッセージ >(石川県立伝統産業工芸館HPより)
表具師修行を、とりわけ厳しい京都の店で終え、金沢で家業を継ぎましたが、金もなく、技術も無く、仕事もない私には更なる厳しさが襲って参りました。40歳になった頃、職人の世界には見られない素晴らしい考えの工芸界の人達に巡り逢い、日々の勉強と努力をしている姿を目の当たりにし、今まで何をしていたのかと背筋が凍る思いに駆られました。その日から表具の勉強を中心に、日々勉強の事、日々努力のこと、時間を費す事、報われないこと、見返りを求めないこと、人に馬鹿にされる様なこと、儲からないこと、休まない事、行なうと人が避けて通ることを書き出して、寝室の天上に張り、其の紙を見ながら寝むりについていました。
心を無にし「与えて求めず」を躯に刻み込み、ひたむきに仕事をさせて貰っています。今回は、表具師の本流であります軸装と屏風を中心に、時々息抜きに作った作品を展示させて頂きました。ご覧戴けますと幸いです。
とあります。すごい迫力を感じました
屏風は細かい和紙で編みこんでありました。素晴らしいです
和紙つながりで、加藤和紙さん(雁皮紙専門としては全国で唯一の工房)の紙すき体験を♪材料は加賀雁皮。歴史は古く天明3年から川北町で漉かれ始めたのだそうです。
何回か紙をすいて葉っぱなどを乗せます
上から雁皮をかぶせ最後に金箔をのせたらOK
水分を取って乾かせば・・・
世界で1つしかないハガキの出来上がり~
あやっち、誰に送るのかなぁ♪