2012.1.28
「環境」映画と特別講演会に参加しました。
(主催 里山里海満喫ウォーク開催委員会)
第一部は越前松島水族館の鈴木隆史館長の特別講演会です。シャチがアシカを、アザラシがペンギンを食べる写真を見て、これがかわいそうだと言って自然の生態系に人間が手を出すことは出来ないんだよというお話からスタート。工場の煙による大気汚染、温室効果ガスによる海面の上昇、フロンガスによるオゾン層破壊・・これらは全て人間がかかわっている。
15年前のタンカー事故では2,800kℓの重油が流出。三国の浜でもドロドロの油を人の手でバケツリレーしドラム缶200本もの油を回収。水族館のイルカプールの油膜取りも夜通し行った。
越前三国の美しい砂浜に3年前ウミガメが産卵しにやって来た。30cm程砂を掘ると110個の卵が見つかり100匹孵化。子供達と90匹放流(10匹は水族館へ)。でも、そんな砂浜に大量のゴミが打ち寄せられる。自然に分解されないプラスチックやゴミ。ハングルや中国の文字のもの。漁業関係のものなど。半透明なゴミはクラゲに見える。ウミガメやマンボウはクラゲを食べる。浜辺に打ち上げられたカメやイルカを解剖してみると胃からはビニール、プラスチック、コンビニの袋などが出てくる。
地球はみんなのもの。素晴らしい地球の仲間達。人類の知能をもってかけがえのないこの地球を守ってゆくのが”人類の使命”。彼らの命を守ってゆくのが”人間の役割”、と結び講演会は終了しました。
中でもあやっちがショックだったのはシロチドリが釣り針の被害に遭っている写真。「絶滅危惧種だよ!ひどい!」とつぶやきました。
第二部は「皇帝ペンギン」の映画鑑賞。自然の過酷さ、美しさに感動でした。
あやっち最後にひとこと。「ママ、越前松島水族館行きたい!」だって。
自然と生き物が大好きなあやっちらしいお言葉でした(笑)